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音楽家のオーラルケア対談

対談 2016年04月05日

口は食べたり、話をしたりするのに不可欠な大切な器官。
そして、吹奏楽器の奏者にとっては、音を出す要となる器官でもあります。
今回のおくち対談は、クラリネット奏者の左藤博之さん。
音楽家ならではの繊細なオーラルケアについて語っていただきました。

クラリネット奏者がオーラルケアを頑張る理由とは?

金井 : おくちを拝見しましたが、オーラルケアをとてもきちんとされていますね。

左藤 : 歯が抜けて楽器が吹けなくなるのは嫌ですし、周囲の50代、60代の演奏家がインプラントのような大きな手術をしているのを見て、自分は自分の歯で吹き続けたいという思いが強くなりました。ケアには力が入りますね。

左藤 : 口臭も気にします。木管楽器は、楽器のセッティングの問題で良い音が出ないことがあるんです。生徒のセッティングを把握するために、生徒の楽器を実際に吹いて試すことがあるのですが、人の吹いたものを口に入れるわけですから、お互い嫌な思いをしないように常にキレイにしておくように気をつかいます。「ちょっとそれ吹かせて」っていうのは、仲間内でもよくある話ですし、楽器は雑菌が繁殖して臭くなりやすいものですから、清潔を保つことを心がけています。

金井 : 他人の楽器を吹くのはちょっと勇気がいりますね。ケアに力が入る理由がよくわかりました。

歯科医師も驚く左藤さんのおくち

金井 : 実は、こんなにケアの出来ている方はそうそういないという位、左藤さんは歯みがきがとても上手で驚きました。

左藤 : 歯医者には30年行っていないんです。チェックしたい気持ちはあったんですが、歯医者さんってたくさんあってどこに行っていいのかわからない。ついつい足が遠のいてしまっていました。自分の歯の状態を知る機会がないので、日常的に不安はあって、歯の汚れも気になっていました。

金井 : うちのクリニックの測定の一つに、歯みがきをする時に歯にかかる圧を測るというものがあるのですが、左藤さんの測定をする際に、歯ブラシの動かし方を見て、自己流のちょっと変なクセがあるので、歯垢や歯石も多そうだなと思ったんです。でも、おくちを拝見したらとても良い状態で、びっくりしました。これだけ歯科医にかかっていない期間が長いと、大抵どこかに問題があるものなんですが、自己流でもとてもうまくみがけています。潔癖気味と仰るだけあって、汚れに対する意識が高いのでしょうね。

左藤 : 言われてみると、舌で汚れを敏感にチェックしていますね。

金井 : みがき残しの歯垢がないか、舌でザラツキを確認するのは良いですね。下の歯の内側の根本には、汚れが残りやすく、ほとんどの方に汚れがついているのですが、きちんとみがけていましたよ。本当にこんな方は滅多にいません。

歯みがきで一番難しいこと。

左藤 : 今回、すみずみまでチェックしていただいて、自分の歯のことがわかってとても良かった。口臭の検査も問題なしで安心しました。それに歯間ブラシの使い方を教えていただいたのは、とても参考になりました。

金井 : 口の中を拝見して、その方に合った歯ブラシや歯間ブラシの使い方を、目的に応じてお教えしていますが、実践していただけないことも多くて、残念に感じています。一番難しいのは歯をみがく時間を長くすることなんです。すでに出来上がっている生活の流れの中で、新たに時間を割くというのはなかなか大変なものです。左藤さんは毎日どのくらいの時間歯をみがいているのですか?

左藤 : 朝、昼、晩、それから楽器を吹く前に10分間ずつみがいています。曲を聴きながらだと自然とみがけてしまいますね。

金井 : それはとても良い習慣ですね。長くみがく習慣が身についている人は、その時間の中で歯間ブラシなどのグッズを新たに使っていただきやすいのではないでしょうか。ただし、余りみがきすぎるのも歯をすり減らす原因となってしまいます。歯ブラシで10分歯みがきするのでしたら、同じ部分をみがいてしまっていることも多いので、歯ブラシを5分とし、残りの5分を歯間ブラシに費やす方が全体のみがき残しは減ると思いますよ。是非歯間ブラシも続けるようにして下さい。

油断は禁物。ずっと安泰ではありません。

金井 : セルフケアができていても、くいしばりや歯ぎしりで歯を支える骨がやせて、歯がグラグラになってしまう方は意外に多いものです。昔と比べて歯並びは変わってないですか?

左藤 : 下の歯が少しがたがたになってきたような気がしています。

金井 : 楽器を吹く時、頬にかなり圧力がかかりますよね。頬による少しの力でも毎日持続的に押さえつけられていると、歯が徐々に内側に倒されてしまう可能性も考えられます。

左藤 : 下の前歯4本と隣り合っている歯の重なりが増えてきている気がするんですが、頬が歯を押しているからかもしれないのですね。

金井 : 左藤さんの場合は、今は問題ありませんが、今後、年齢とともに奥歯がすり減ってくると、前歯が過渡に強く当たるようになりがちです。それにより歯並びが悪化したり、歯が揺れてくることもありえますので、気になったら早めに歯科医院に行って早めに対処するようにして下さい。定期的なチェックが大切ですよ。

いかがでしたか?

クラリネットは、リードの汚れで音が変わってしまうほど繊細な楽器なのだそうです。そんな繊細な楽器を奏でる左藤さんは、おくちのケアもとても繊細に行っていました。なかなか歯みがきに時間を割けないという方は、左藤さんにならって、好きな音楽を聴きながら、いつもよりちょっぴり長く歯をみがいてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

  • クラリネット奏者
  • 左藤博之
  • 北海道教育大学芸術文化課程音楽コース卒業。尚美学園ディプロマコース修了。在学中、学園後援会より表彰、及び奨励金を授与。第1回クラリネットアンサンブルコンクールグランプリ受賞。第17 回宝塚ベガ音楽コンクール入賞。東京、札幌に於いて文化庁主催ソロリサイタルを開催。

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