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おとなのおくち相談室

歯の悩み Q&A

2017年04月28日

小さい虫歯は治療しない方がよいと聞きましたがそれが本当なのか、どんな理由でなのかを教えていただきたいです。

高山由希先生からのアドバイス

ご質問の件は予防歯科にとってたいへん重要なことです。
過去には、むし歯は小さいむし歯でも一度かかってしまうと治らずに進行してしまうと考えられていました。ところが初期のエナメル質のむし歯は治療しなくても半数以上が2年間ほとんど進行せずにとどまるという報告もあり、歯の周囲の環境をよくしてやれば、自然に修復される可能性があることがわかりました。また、抜いた歯を使った実験でも、一度むし歯になりかけた箇所に唾液中のカルシウムが集まって再度石灰化し、固くなるという現象が確認され、この「自然に修復する」働きを「再石灰化」と呼ぶようになりました。

ご質問に戻りますが、小さいむし歯を治療して、つまりエナメル質を削って金属やプラスティック系の修復物をつめると、将来的にそれがはずれて歯が溶けやすい状況になるリスクが考えられます。それよりも歯の周囲の環境を良くし、むし歯の進行を抑え、人間の体の中で最も固いエナメル質を保存するということは、歯を削って詰めることよりも皆さんの歯の寿命を伸ばすと考えられ、よい方法と考えられています。

このご質問にお答えすることで、予防歯科の根幹をなす考え方をご紹介でき、たいへんうれしく思っております。

歯科医師/歯学博士 高山由希 先生

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