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おとなのおくち相談室

歯の悩み Q&A

2017年07月20日

自覚症状はなかったのですが神経が死んでいると言われ前歯を抜歯をしました。 本当に抜歯しか方法がなかったのかと今になって後悔しています。神経が死んでいるということがどのような状況なのかわからないので教えていただきたいです。

高山由希先生からのアドバイス

前歯の抜歯というのはショッキングな出来事ですね。診察室で先生や歯科衛生士から説明を受けて、納得して抜いたけれど、本当に抜かなくてはならなかったのか?と後で気になってきた、ということは自然な気持ちですね。そして、この経験から学ぼうとしておられるのですね。これをきっかけに知識をつけ、自分で今後の口の健康維持ができるようになれば、この経験をプラスにすることができます。応援したいと思います。

さて、「神経が死んでいる」とはどういうことでしょうか。まず「歯は生きている」ことはご存知ですか?歯の表面はエナメル質という固い組織でできていて、その内側には「歯髄腔」という部屋があり、生きた神経や血管が入っています。この中の神経が痛みを感じることによって、私たちの生存に重要な歯の病気(むし歯など)を治療で対処することができます。また、歯髄腔の中に入っている神経・血管組織を歯科医師は「神経」と表現することが多いです。

参照ページ: http://clinica.lion.co.jp/oralcare/mechanism.htm

ところが参照ページのように、むし歯で穴が開いて細菌が歯髄腔に入ってしまったり、また歯を強打するなどで強い衝撃を受けると、歯の根元から入ってくる細い血管は破壊され、血が通わなくなり、歯の中の神経は壊死してしまう(=死んでしまう)という経緯をたどることが知られています。ご質問のように「気づかないうちに神経が死んでいた」という訴えは前歯のケースでよく聞くので、歯を強く打ったりした衝撃で起こったのではないかと考えるのが一般的です。

なお、歯髄が壊死(=神経が死ぬ)したら、必ず歯を抜かなくてはならないということはありません。「歯を抜く」ためには他に合理的な理由が必要で、例えば歯の根までむし歯が広がっていて被せる治療ができない場合です。この点は可能なら、主治医にお尋ねになられると説明があると思います。ご自分の歯についての不安を歯科医と共有できるとベストですが、なかなか難しいのが現状です。このような知識を持って歯科医師と会話するだけでも、いつもより少し深いコミュニケーションができると思います。長文になりましたが、お役にたてばうれしいです。

歯科医師/歯学博士 高山由希 先生

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