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おとなのおくち相談室

歯の悩み Q&A

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2018年06月13日

ブリッジにしていた箇所をインプラントにする予定があるのですが、フッ素入りのハミガキ粉はインプラントのチタンを劣化させると聞きました。虫歯になりやすいたちなので、フッ素入りの歯磨き粉を継続したいのですが、インプラントを入れた後には使用しないほうがいいのでしょうか。フッ素入りのハミガキ粉が使えないとなったら他に効果がある虫歯予防の方法も教えていただきたいです。

高山由希先生からのアドバイス

インプラントを入れる予定があって、その後のケアについてのご質問ですね。

先頃、フッ素が含まれないインプラント専用の歯みがき剤が発売されました。製造した会社からは「フッ化物(フッ素)の入ったハミガキ剤はインプラントの材料であるチタンを傷つけて腐食を促し、インプラントの寿命を短くする」とハミガキ剤の必要性を説明していました。しかし予防歯科医の間からは疑問の声が上がりました。チタンにフッ素が影響をあたえるのは特殊な環境下であり(pHが4.7以下)、通常の口腔内のpHでは腐食が起こらないということが知られていたからです。そしてその後の研究で、フッ化物の入ったハミガキ剤と入っていないハミガキ剤で、インプラントのチタンの状態を10年後に観察したところ、チタンの表面はほとんど変わらなかったという結果もあり、今では「フッ素入りのハミガキ剤はインプラントを劣化させることはない。むしろフッ素の抗菌作用(酸を出す細菌を減らす作用)によりチタンの腐食作用が抑えられる可能性がある」と結論づけられています。

少し理屈っぽい話になったのでまとめてみると、インプラントを入れた後もフッ素が入った通常のハミガキ剤を使ってむし歯予防を心がけてください。またインプラントの歯と歯の間のお掃除には芯に金属が使われている通常の歯間ブラシは使用せず、適したものをお使いください。定期的なプロケア受診はとても役に立ちますので必ずお受けください。長く幸せな健口ライフをお過ごしくださいね。

歯科医師/歯学博士 高山由希 先生

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